起き上がれない日曜日の朝 察するように猫が布団へ潜り込んで ゴロゴロと言っている 比喩した詩など書けそうもない ストレートな言葉しか 吐き出せないくらい滅入っている 昨日までの熱き日々が いとも容易く冷めていた 呼吸を感じても お前は終わっちゃいないだろう そんな私は微塵しかなくて このまま終わってしまうことも 受け入れてしまいそうだ 正しきは煩わしさなく強く 私の背を押し続けてきたけれど 今は堕落の速度に怯えながらも 覇気なきも正しきとなりつつ 猫が私に呆れ始めたようだ 振り向きもせず布団から出てゆく 今はただ耳をすませ 猫の足音を聴こうとしている