何を気にして、詩を書いているんだ 誰を気にして、詩を書いているんだ 僕だけの世界にいた時の自由 たいした自由ではないが夢があった 逃げている時間の中だったかもしれないが 気持ちを吐き出すことが素直に 自分らしさに納得できて けして今の詩に幻滅しているわけでもなく ただ僕らしさに彷徨っているだけだ 素直な思いより作品という 読まれることにこだわっている 何を気にして、詩を書いているんだ 誰を気にして、詩を書いているんだ 帰るところへ帰らなくては 詩を行方不明にしないための