過去の感情を忘れられず 辛い後ろ側で如何にか楽しもうと 心に図太さが育った スマートな大人にはなれない 詩人がいる訳で 欠けていた慰めを求め 旅するみたいに詩を綴ったりする 過去の心情を探る 未来へ進むことに繋がり重ね合い 分厚くなる詩人の全集であり 改訂される人生は過去と未来の協奏曲 懐かしき匂い温もり安らぎ 懐かしき寂しさ虚しさ苦しさ その頃の心情を整理整頓してしまう 最近 過去に未来を見ることが多くなった 未来に過去を見ることが多くなった それでも 歳をとってゆく自分の未来に 進んでいるのだから 詩を綴ることは不思議な体験だ