全集を綴る
5月
2日
辛い後ろ側で如何にか楽しもうと
心に図太さが育った
スマートな大人にはなれない
詩人がいる訳で
欠けていた慰めを求め
旅するみたいに詩を綴ったりする
過去の心情を探る
未来へ進むことに繋がり重ね合い
分厚くなる詩人の全集であり
改訂される人生は過去と未来の協奏曲
懐かしき匂い温もり安らぎ
懐かしき寂しさ虚しさ苦しさ
その頃の心情を整理整頓してしまう
最近
過去に未来を見ることが多くなった
未来に過去を見ることが多くなった
それでも
歳をとってゆく自分の未来に
進んでいるのだから
詩を綴ることは不思議な体験だ