どんなきれいな言葉を連ねても 澱んでしまうのは きれいな詩を書こう なんて思ってしまうから そこにひとはもう飽き飽きしている 君の千作品を読んでも 同じ詩にしか思えないのは 頑張って詩を書いているからさ 頑張らない努力を知らないから そうなってしまうんだよ 君はどこかで自分の詩に酔いしれて 恥ずかしの園にいるのさ 詩を書いて充実を得ようなんて 甘すぎるんだよ そんな次元で言葉は生まれないし 心が詩にあっては駄目なんだ 息を吸って吐くように 自然に言葉を出し入れして 詩を書く感覚すらなくすことから 始めなくてはならない 君はまだ詩を書いていないんだ やめた方がいいよ 詩を書いている振りなんて