それでも あなたの前では わたしらしいのかも 流れるまま こころを揺らし たどり着いたのは 虚しく汚れた天井の下 日々を濁すために カラダを揺らすあなた そこには愛なんてないけれど 寂しさを紛らすかのように わたしのカラダも揺れる あなたはひとつ唸って わたしはひとつため息 想い出したように 紙でひこうきを折るあなた 飛ばずに落ちる空っぽの音 ふたりの刹那な微笑み だれも欲しがらぬような幸 それでも わたしらしいのかも それでも わたしらしいのかも それでも