Doll
11月
29日
あなたの前では
わたしらしいのかも
流れるまま
こころを揺らし
たどり着いたのは
虚しく汚れた天井の下
日々を濁すために
カラダを揺らすあなた
そこには愛なんてないけれど
寂しさを紛らすかのように
わたしのカラダも揺れる
あなたはひとつ唸って
わたしはひとつため息
想い出したように
紙でひこうきを折るあなた
飛ばずに落ちる空っぽの音
ふたりの刹那な微笑み
だれも欲しがらぬような幸
それでも
わたしらしいのかも
それでも
わたしらしいのかも
それでも