戦争の悲惨さや平和の尊さを物語る太平洋戦争で戦った県民の遺留品が、終戦から77年の時を経て遺族のもとに返されました。
戦争遺留品は、厚生労働省から遺族会を通じて今回、滋賀県の2組の遺族に返還されることになり、このうち30日は、甲賀市の寺崎徳蔵さんが出征する際に持っていった無事を願う寄せ書きなどが書かれた日章旗が遺族に渡されました。
寺崎さんは、1944年から軍の食糧供給のため、農業などを行う開拓団員として満州にいました。しかし、その翌年に赤紙が届き、40代で出征したということです。戦争からは戻ってきましたが、40年前に病気で亡くなりました。