「甘くないミルク入り缶コーヒー」、中途半端ですか? 缶コーヒーで、甘くないミルク入りを見かけません。なぜでしょう? コーヒー好き女子として20年以上前から疑問です。(大阪府 パート女性 44歳) ◇ 自動販売機の普及とともに広がった缶コーヒー。定番の「甘いミルク入り」だけでなく、最近は「ブラック」「微糖」など種類が増えています。 実は、「甘くないミルク入り」は1990年代後半には発売されていました。いまもUCC上島珈琲「ザ・コーヒー」、JT「ルーツ」、日本コカ・コーラ「ジョージア」(セブン―イレブン限定)のシリーズとして出ています。 でも、確かにあまり見かけません。 大手メーカーによると、缶コーヒーの愛飲者の男女比はおおむね8対2。主役は30~50代男性で、多くが疲労感を減らすため甘いミルク入りを買うそうです。健康意識の高まりで微糖やブラックも広がりましたが、ミルク入りなのに甘くないと「中途半端」に感じるようです。 これが陳列に影響します。缶コーヒーがよく売れるのは自販機やコンビニ。置ける種類が限られ、コンビニでは何社かの競合にもなります。どうしても販売上位に偏りがちです。 実際、サントリー食品インターナショナルやダイドードリンコ、アサヒ飲料は「甘くないミルク入り」を出したことがありますが、いまは「市場が定着していない」とやめています。 ただ、プラスチックカップに入ったものならコンビニの牛乳コーナーなどでよく見かけます。20年ほど前から「マウントレーニア」シリーズで出している森永乳業によると、こちらの男女比はほぼ同数。女性支持率の高さも定着につながっているようです。 缶コーヒーの世界も、ちょこちょこ飲める「ふた付きボトル缶」の採用で、最近は女性ファンが増えてきました。甘くないミルク入りの2013年度の売れ行きは前年度比1・6倍(UCC推計)。「飲みたい人が増えれば」と商品化に慎重なメーカーは多いですが、少しずつ定番に近づいているとも言えます。(経済部・田幸香純) 朝日新聞社2月25日 16時36分 利用規約 プライバシーポリシー ©KDDI/©テレビ朝日/©朝日新聞社 確かに見掛けなくなりましたね。 でも私は珈琲はブラック派だったので此の甘くない珈琲は飲んだ事無いんですけどよくコンビニとか自動販売機で見掛けて居たんですが今じゃ売って居る所無いんですね! ちょっと飲んでみたかった…。