日本人なら知っておきたい!?「こたつ」の歴史と豆知識。
1月
19日
日本の住宅もいまやダイニングセットやソファーを置く、リビングダイニングのある間取りが一般化。それでも家族団らんのイメージに浮かぶのは、まだまだ「こたつ(炬燵)」ではないでしょうか。台の上にみかん、布団の上でネコが丸くなり…という光景は、日本人の心に染み付いているような気がします。
「こたつ」が最初に、日本人の生活に登場したのは室町時代。囲炉裏の上に櫓(やぐら/四角い枠)を組み、上から布団をかけた形。今とあまり変わりませんね。江戸時代になると囲炉裏を床より下げた「掘りこたつ」、火鉢を櫓で囲って布団をかけた、移動もできる「置きこたつ」も生まれました。熱源も炭から、木炭、練炭などに変化していきました。
「掘りこたつ」よりも更に深い「腰掛けこたつ」が一般住宅に広がったきっかけは、明治時代、東京・上野に暮らした陶芸家バーナード・リーチだそうです。正座が苦手な彼は、足を伸ばして座れるより深い掘りこたつを求めました。大正時代には電気式の掘りこたつ、置きこたつもあったようです。
昭和31年、現代の「電気こたつ」第1号を開発したのは、東芝電気でした。足もとにあった熱源を櫓の上部に取り付けた画期的なアイデアで、翌32年(1957年)の発売とともに大ヒット。昭和49年頃まで販売数を伸ばしますが、住宅の高気密化、エアコンの普及などでこたつの需要は減っていきました。
最近では節電に対する取組みもあり、エアコンよりも省エネのこたつが再び注目を浴びています。そのまま寝てしまいやすいので、「こたつは人を堕落させる…」なんて言う人もいますが、やっぱりこたつの暖かさと心地よさは特別。「こたつ」を求める外国人もいるようですよ。
参考:
東芝一号機ものがたり
「日本初の電気やぐらごたつ」
http://kagakukan.toshiba.co.jp/manabu/history/1goki/1957footwarmer/index_j.html(PCサイト)
ただでさえ省エネなこたつを更に節電する方法(NEVERまとめ)
http://matome.naver.jp/odai/2135295146901421601
炬燵の第一号は東芝だったのか!!
多分、東芝か日立かのどちらかだと思ったんだけど炬燵の最初は室町時代って随分古いんだね~!Σ(゜ロ゜ノ)ノ
今じゃ炬燵を使う事は無くなった我が家です(笑)