日本人に広くあまねく親しまれているメニューと言えば、ほぼ間違いなく、「ラーメン」と「カレー」が思い浮かぶのではないか? では、日本でもっともラーメン好きな県民、カレー好きな県民と言えば、どこの都道府県になるだろう? ひとつの参考になるのが、「人口あたりのラーメン屋(カレー屋)の軒数」だ。 人口10万人あたりのラーメン屋の軒数を都道府県別で比べてみると、上位と下位の顔ぶれは以下のようになっている(出典:2013年タウンページ)。 1位 山形県 70.9軒 2位 栃木県 51.9軒 3位 新潟県 44.9軒 4位 秋田県 42.5軒 : : 45位 奈良県 14.0軒 46位 兵庫県 13.9軒 47位 大阪府 13.5軒 不思議なことに、ラーメン屋が多い地域は、山形県とその南北に位置する新潟・秋田・栃木の各県に集中している。一方、大阪府を中心とする関西圏には少ない。しかも人口あたりの軒数には相当な開きがある。 ちなみに、札幌ラーメンの北海道は8位、喜多方ラーメンの福島県は9位、とんこつラーメンの福岡県は20位、熊本県は17位であり、「天下一品」発祥の京都府は40位となっている。 同様に、カレー屋についても「人口あたりのカレー屋の軒数」を比べてみると、結果は以下のようになっている。 1位 石川県 9.3軒 2位 北海道 8.9軒 3位 東京都 7.8軒 4位 富山県 5.7軒 : : 42位 青森県 2.1軒 43位 秋田県 2.0軒 44位 岩手県 1.8軒 45位 島根県 1.8軒 46位 山形県 1.7軒 47位 福島県 1.7軒 こちらは、「金沢カレー」と「札幌スープカレー」で有名な石川と北海道が断トツのワン・ツー・フィニッシュ。東京に多いのは、サラリーマンの昼食事情を反映してのことだろう。 一方、東北地方は総じてカレー屋が少ないことが分かる。先ほどの結果とあわせて考えると、どうやら東北人は「ラーメン好きだけど、カレーはあまり好まない」という特徴があるようだ。東北地方出身者に皆さん、いかがですか? と言うか「ラーメン」と聴くと『東京魔人學園剣風帖』を思い出すし「カレー」と聴くと『九龍妖魔學園紀』を思い出すのは私がヲタだから?(^^)