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四季織々〜景望綴

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花開くヨーロッパの扇

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花開くヨーロッパの扇

小倉城庭園で、4月29日〜6月26日まで開催中の
ポーラ・コレクション 花開くヨーロッパの扇展へ早速行ってきました。

日本から発信された扇は、海を渡り中国を経てヨーロッパへと伝わります。
そして、日本の扇とは趣きの違う西洋らしい華やかな扇文化が生まれます。

ひとつの扇が絵画のように、そして、その時代を映す鏡のように、暗黙の言語としても利用されます。

見応えのある企画展です。

展示中の扇でわたしのお気に入りは、ポスターにも載っている上から三番目のブルーの扇です。
これはデュベルロワ「なぞなぞ」の扇で、扇面になぞなぞが描かれています。
なぞなぞの答えは、全てこの扇を表しています。


この展示会の内容は、この本にも詳しく記載されています。



『扇物語―西洋の扇と女性のよそおい』ポーラ文化研究所

【内容】古くからジョセの装身具のなかで必需品にあげられた扇は、華やかさを演出するほか、女性のしぐさ、表情の美しさを表現してきました。扇の使い方は、その人のプロフィールを表すものでもありました。折りたたみ式の扇は、日本から10世紀前後に中国に渡り、ヨーロッパへ16世紀頃に伝わったといわれています。本書では、18世紀から20世紀にかけて製作されたヨーロッパや中国の輸出用扇、約60点と各時代のファッション版画やファッション誌の中の扇の広告、扇製作風景などをご紹介します。


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この日は、茶会が催されていました。
ギャラリートークの最中に、茶会に来られた方が奥の展示室を観覧しながら、大きな声で会話していました。
その声が大き過ぎて、扇の説明に支障を来たしていました。
当の本人たちは、全くそれに気付いていませんでした。
茶道を習っているのに・・・とその趣のなさに絶句しました。


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Toshiaki Nomura
Toshiaki Nomuraさんからコメント
投稿日 2011-04-30 11:56

これはまた面白い企画ですねぇ・・・。
言われてみないと全く思い至らないものですね・・・。
興味深いですよね。

茶会に来るような方の声が無神経とは・・・。
まさに絶句状態ですね・・・(>_<)

ワオ!と言っているユーザー

keimi
keimiさんからコメント
投稿日 2011-04-30 21:35

絵画のような扇に見惚れました。

美を追求するポーラのコレクションに驚かされました。
ドレスの変遷によって、扇も変化していきます。

茶の道以前の問題でした。

ワオ!と言っているユーザー

dote
doteさんからコメント
投稿日 2011-04-30 15:32

どんななぞなぞでしょう?

茶道は関係なく
その人の持つ本質でしょう
ただ無神経なだけでしょうね

ワオ!と言っているユーザー

keimi
keimiさんからコメント
投稿日 2011-05-01 19:14

わたしの姿は?
わたしの好きな色は?
わたしの父は?
わたしのライバルは?
など、なぞなぞが描かれていて、その答えは、全てこの扇に辿り着きます。

芸術を鑑賞する場所では、おしゃべりは厳禁ですね。

ワオ!と言っているユーザー

エメラルド
エメラルドさんからコメント
投稿日 2011-05-01 11:08

素敵なコレクションですね。
1点1点じっくり見たいですね。

せっかくのコレクションもこういう方がいると興ざめになりかねませんね。
他の方もきっと同じ気持ちだったことでしょう。

ワオ!と言っているユーザー

keimi
keimiさんからコメント
投稿日 2011-05-01 23:56

ギャラリートークのわりに人は少なかったのですが、雑音は困りものでした。
平日は、貸し切り状態でゆっくりと見ることができると思います。

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