◇11月の映画◇
ブーリン家の野心家・長女アンと心優しい二女メアリーの物語・・・『風と共に去りぬ』のスカーレットとメラニーを連想しました。
イングランド王ヘンリー8世の寵愛を巡る凄まじい戦いは、江戸城大奥のよう。
大奥と違うのは、王妃でなければ、男子を出生しても王位継承権を与えられずに私生児となるところ(メアリーは王の男子を出産)・・・少し疑問?
どこの王朝でも子孫繁栄のためとはいえ、王は可哀そうだと思いました。
石造りの暗い世界に煌びやかに華開くブーリン家の姉妹の愛憎劇。
ブーリン家には、長男がいるのに、結局出世を果たすのは強靭な女性たち。地中から沸き起こる女性の強さをとても感じました。
現王妃を蹴落として、王妃の座に攀じ登り君臨するアン。
これは愛の物語ではなく、【権力の物語】だと感じました。
所詮、人間は人間、権力を手に入れた瞬間にその権力は掻き消えてしまうものなのです。
アンの野心は、エリザベス1世へと引き継がれていきます。
ドレスが素晴らしかったです。
午前中に一度投稿したのに、確認画面でエラーが出てしまいました。
「えっ、書き直しなの?!」意気消沈しました。
この映画は、10月に友人のすすめで「最後の初恋」(主人公の二人が好きになれなかったので、う〜んでした)を観に行った時に予告リーフレットをもらい、観たいと思いました。
今回の予告編にあった「落下の王国」を次は観る予定です。
<伯仲〜はくちゅう>
中国では長男を「伯」二男を「仲」という。つまり兄弟のこと。
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投稿日 2008-11-21 16:45
ワオ!と言っているユーザー
投稿日 2008-11-22 08:25
ワオ!と言っているユーザー