木星と土星が大接近。これほど近づくのは794年ぶりとのこと。
この2つの惑星は20年ごとに接近して「合 [注1]」を迎える。2020年はまるで「二重惑星」のようになるそう。
[注1]
地球から見て2つの天体が一直線に並ぶ現象を「合(コンジャンクション:conjunction)」という。
今回は太陽系の二大ガス巨星 (木星 [注2] と土星 [注3]) が関係しているので「グレート・コンジャンクション」といわれていて、およそ20年に1度の頻度で起こるらしい。
20年に1度の頻度で起こる現象でも、今回は惑星同士が非常に接近しているという点で、非常に珍しいことだそう。
わたしたち人類が地球からこれほどの接近を見たのは、794年前の1226年3月4日なんだって。
1226年といえば、世界では、フランスでルイ9世が即位。
日本は鎌倉時代。源氏の将軍が途絶え、幕府を取り仕切る北条氏によって、有力な公家である摂関家の藤原頼経が4代将軍となった年。
わたしたちの年代は「いい国 (いいくに → 1192) 作ろう鎌倉幕府」と、語呂合わせで覚えた、あの鎌倉時代。鎌倉時代の人は、夜空で起こった木星と土星の天体ショーのことを知っていたのかな?!
今年2020年は、首相が安倍晋三氏から菅義偉氏に代わったり、コロナのパンデミックが発生して、今を生きている世代がほとんど経験したことのない、ライフスタイルの変化変化の年となったね。
そんな中、日本では、コロナで亡くなる方よりも、自殺者の数が多いのが今の現状。そして秋からさらに増え続けているという。
今年4月に緊急事態宣言が発令されたけど、自殺者の増加は緊急事態じゃないのかな???
クライアントさんの話も、春はまだ漠然とした不安とかの話が多かったけれど、今はより深刻な話が増えているな、、、
うつ病や心の病の方の特徴の1つとして、「 うつむいて歩く 」というのがある。
♪上を向いて 歩こうよ 涙が・・・♪ [注4]
大きな空の神秘を見て想いを馳せながら、思いっきり泣いたり、「まっ、いいか」と、肩の力を抜くと、こころがすこし軽くなることもあるからね、、、
空を見ながら、歩いてみるのもいいかもしれないね、、、
観測するには、日没後から1時間くらいがおすすめとのこと。
肉眼でも見えるみたいだけど、わたしは携帯ミニ双眼鏡で見てみよっと (^^)/
最も接近する21日は、まるで二重惑星のように見えるみたいだよ。
21日はもちろん、クリスマスの25日まで、日の入り直後に南西の空の地平線近くの木星と土星の大接近を見るぞぉ♪
~ ▲ 注釈 ▼ ~
[注4] 上を向いて歩こう
『英題:スキヤキ、SUKIYAKI』は、坂本九氏の楽曲。
(作詞は永六輔氏・作曲は中村八大氏 ・プロデューサーは草野浩二氏)
ビルボード(Billboard)誌では、1963年6月15日付、2020年9現在でも日本出身者として唯一となるHot 100週間1位を獲得。同誌の1963年度年間ランキングでは第10位にランクイン。
のちに数多くのアーティストによってカバーされ、いまだに外国人によるモノマネのネタにもされている。
この「上を向いてあるこう」は、坂本九氏の歌声ではなく、ガチャピンとムック [注5] の歌声。
ガチャピンとムックが歌う「上を向いてあるこう」 (動画3分30秒)
[注5] ガチャピンとムック
1973年に放送開始の幼児教育番組「ひらけ!ポンキッキ」に登場。45年にわたりテレビやイベントや広告など様々な分野で活躍。日本を代表するキャラクターコンビ。
2020年の東京オリンピック・パラリンピックの聖火ランナーとして子ども達と一緒に走る予定だった。
「上を向いて歩こう」をYouTubeで検索していたら、ガチャピンとムックが歌っているのを見つけてビックリ!
米津玄師の「Lemon」も、ガチャピン、歌ってるんだよ~。
曲中のあの「うぇ」という声は、ムックなのかな (笑)。
ガチャピンが歌う「Lemon」 (動画4分50秒)
ムックが「Lemon」をピアノで弾いている (動画6分50秒)
[注2] 木星
木星は、太陽系の内側から5番目の惑星で、太陽系で最も大きな惑星。
地球と比べると質量は318倍。直径は11倍。その大きさから「恒星になり損ねた星」と言われることもあり。
木星は水素やヘリウムなどのガスでできていて、特徴的な縞模様や赤茶けた「大赤斑(だいせきはん)」は、荒れ狂うガスの巨大な嵐。
[注3] 土星
土星は、木星の外側を公転し、太陽系で2番目に大きな惑星。氷の粒が高速で回転している巨大な輪が有名。
木星同様、ガスでできた惑星で、もし水に入れることができれば浮いてしまうほど軽いガスでできている。