偶然がもたらす 人と人の和 (ラッコ横山)
11月
28日
普段はめったに顔を合わせない住民がここぞとばかりに一致団結し連日の打ち合わせ。お互いのスケジュールがなかなか合わないため、やりとりはメールと携帯で連絡。たまたま自分も輪番制の都合で役員をしているため、何かと前面に出なくてはならないし、今回のことに腹を立てている家族からも矢面に立たされ、普段父親として活躍する場面が少ない自分としてはここぞとばかりにと勢いづくのでした。
結局、数回に及ぶ説明会や交渉の末、立体式駐車場は1F部分を地下に下げ、なんとか高さを低くすることで交渉がまとまりました。また、その他のいくつかの交渉も少しは成立したのです。人は一人では微力でも、力を合わせれば強い力になるものだと再認識した一件でした。
そんな折り、ほぼ同じタイミングでhotline(ホットライン)中央林間校の前にあったパチンコ店が閉店し、その跡地に8F建てのマンションが建設される計画も浮上したのでした。こんな偶然があってよいのでしょうか。とは言え線路を挟んだ向こう側でもあり、直接の被害はあまり考えられず、ただ、取り壊し工事にかかる騒音と振動はやはり懸念されます。でも、hotline(ホットライン)が入居している上階の居住者の皆様もやはりここは一致団結、いろいろな交渉を進めてくださったのでした。工事時間は夕方まで、防音シートを囲んで極力騒音や振動、埃は最小限度にと。おかげでなんとか大きな被害もなく進行したのでした。
と思いきや、一安心したのもつかの間。また新たな計画が勃発したのです。今度はhotline(ホットライン)中央林間校のまん前、線路の間わずか1m足らずのスペースに大規模な自転車置き場を建設するという計画が何の説明もなく、突然工事が始められたのです。しかも、初日は線路に入らないための防護柵が取り壊されたまま、わずか1本のロープだけで放置されとても危険な状態でした。夜に気づきすぐに近くの交番に走りました。翌日、早速工事の一時中止と居住者への説明会が行われたそうです。そして、今回もすでに一度の学習を経験された居住者の皆様のご協力により、当初の規模から縮小され、また、危険防止の策をいくつか講じた内容で工事の再スタートが切られたのでした。
何か不思議なタイミングで同じようなことが続いた1年でしたが、どれも、一人では微力なことでも力を合わせる大きな力になることを痛感させられた年でした。きっと、もっともっと人と人の力を合わせることを学びなさいと、きっと誰かが教えてくれているのでしょう。
なお、ただ今 hotline(ホットライン)中央林間校前の花壇はクリスマスバージョンに変身中です。居住されている皆様の善意によるものです。毎年受験が近づくと温かく応援していただいています。
(ラッコ横山)