午後のひと時、電車内で三々五々座る人たちに笑い声が起こりましたl
駅から乗り込んだのはそれぞれに赤ん坊と幼稚園生の2人の子ども連れのお母さん。
社内は午後ののんびりした雰囲気の普通電車。どこにでもある光景です。
すると、しばらくして事件が起きました。「・・・あら〜 そんなことしたら降りれなくなるよ〜!?」となにやら女の子の口の中から濃い茶色のものを取り出したお母さん。「あらら、私は昆布を噛んでるんだと思ってたわよ〜」ともう一方のお母さん。
そうなんです。この女の子は自分の切符を口の中で何度も何度も噛んでいたのです。それが理解できた隣の女性も僕と目を合わせてふきだしました。僕もそのできごとを理解した数秒後にこの女性と一緒にふきだしました。
わずかな間、車内はそれまでの静寂から急に温かな和みに包まれました。こんなことは久しぶりかも知れません。わが子が小さかったころは、いつもこんな場面で笑っていたことを思い出しました。何でも無心で取り組む子どもの好奇心に感動します。
でも、頭ごなしに怒らないお母さんも偉いと思いました。
(横山)
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