先日、和食店に入った折
「もう一枚おてしょをいただけますか」と
店員さんにお願いしました。
怪訝な顔で、「聞いて参ります」と奥に入ると
次に年配の女性があらわれました。
「すいません。若い子はおてしょを知らなくて」と
笑顔で持ってきてくれました。
「そうですね。急須とかお茶請けとか通じなくなりましたね」
そんなことを少しおしゃべりしました。
広辞苑も改訂版がでて
時代を反映した言葉も増えるそうです。
その裏で死語になっていく日本語も多いように思います。
「おてしょ」は「手塩」が変化したものです。
食べる人が自由に加減できるように膳に添えた小皿の塩
自分でいろいろ面倒を見ることから
「手塩に掛ける」もうまれたようです。
日本語を知れば知る程、いにしえ人の風流を感じます。
福井
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