夏の集中学習法1 「整理上手になる」 (カーネル笠井)
7月
11日
最近は便利なもので、1本で黒ボールペン、赤ボールペン、シャープペンシルがじゃまにならずにそろってしまいます。私はいつもそれ1本だけを持ち歩き、消しゴムさえもその頭に付いているものを多用しています。その代わり、カバンの中には常時1〜2本のスペアインクとヘッドの消しゴムを入れています。とに角、いろいろとじゃまなものがあると集中できないからです。
6年生のこの時期に、筆箱に20本も30本も筆記具を詰め込んでいる生徒は、例外なく集中力に問題があります。夏休み前に思い切ってこれを処分し、筆箱の中の筆記具は多くて5本以内にしませんか。そして文具フェチを卒業し、気分を一新して勉強に取り組みましょう。間違いなく集中力が増すはずです。
さらに、これを機に整理上手にもなりましょう。算数、国語、理科、社会の高度な内容を短期間に理解し、これを覚えていくにはかなりの処理能力が必要となります。これを一番助けてくれるのが整理上手だと思います。そして整理のポイントは“余分なものを作らない”ことだと思います。今の時期だと問題集もあれこれと手を広げないで1冊をていねいに繰り返し仕上げる事が効果的です。個人的にはノートさえも算数、国語で1冊、理科、社会で1冊の合計2冊だけにし、それぞれを前後から使っていくのが無駄がないと思っています。
こうしたことを続けていると、自然と本人に一番合った整理のコツが身に付いてくるはずです。次回は現在最も効果的だと言われる知識の暗記法について書きます。
カーネル笠井
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