先日、6年生になる女の子が、「上野毛文庫」から一冊の本を借りていきました。ずっと読みたかったそうです。手にとった瞬間、ニヤリとした表情を見て、嬉しい気分になりました。
今日の電車での光景です。シートに座りある著名人がアメリカの大学で教鞭をとっていた頃の本を楽しく読んでいると、途中の駅からアメリカ人らしい親子が乗ってきました。女の子はまだ小学校の中学年程度でしょうか、そのままドアの横に立って、デイバックから一冊の厚い本を取り出しました。厚さ5cmもあろうかという本でしたが、電車に揺られながらずっと両手で支え、一心に読んでいました。そんな光景に思わず見入ってしまいました。
そして我に返ってみると自分の前、横の乗客も偶然 それぞれのお気に入りの本を一心に読んでいたのでした。
携帯やマンガ、あるいは電車内での飲食や化粧が話題になる昨今、こんな光景に思わずニヤリとしてしまいました。
ラッコ横山
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