「認知症は終わりじゃない」「自分らしく生きていける」――そんな小さな灯が、私たちの心にふっと明かりを灯してくれる。
6月
12日
「認知症=すべての終わり」と思っていた。
けれど、実際にその言葉が届いたとき、不思議と世界は終わらなかった。
朝はやってくるし、ごはんも食べる。笑ったり、ケンカしたり、散歩に出たり――そんな「普通」が、まだここにあった。
絶望もある。
でも、それだけじゃない。希望もある。
そんな両方を抱きしめながら、認知症と共に「普通の日々」を生きている。そんなふうに、これからも。