再生可能エネルギーの悲劇は、その誇張された可能性のせいで、過激派が他の解決策は必要ないと考えている点にある。
そのため彼らは原子力エネルギーに反対し、石炭の代わりに天然ガスを使用することにも反対し、化石燃料の環境負荷を減らす新たな技術の研究開発にも反対するなど、再生エネルギー以外の可能性を一切見ようとしない。
風力や太陽光発電などの再生可能エネルギーの全発電量に占める割合が依然として低いままなのは、既存のエネルギーよりもコストが高いこと、そして再生可能エネルギーを導入できるところではすでに導入してしまっていること以外に、彼らの過激主義がそもそも非現実的であるからだ。