AI運行バスが採用されたのは、河内長野市で19年12月から運行している南花台モビリティ「クルクル」。
クルクルは環境省が主導する「IoT技術等を活用したグリーンスローモビリティの効果的導入実証実験」の採択を受け、モビリティサービスの社会実装に向けて同社、大阪府、同市、市社会福祉協議会、南花台自治協議会、関西大学、コノミヤ、関西電力が一体となって実証に取り組む事業だ。実証期間は3年間で、将来的には無人運転も想定されている。
公共交通の主流である路線バス等の路線定期型交通は、運行経路、乗降地点、運行時刻があらかじめ決まっています。
それに対して、オンデマンド交通サービスは、電話やスマートフォン・アプリによる利用者の予約に応じて、運行時刻と路線を都度変更して運行します。
一度に複数の利用者を運べる乗り合いのサービスであるため、ドアツードアの移動をタクシーよりも安価に実現できます。