ニューオリンズからシカゴへ
女郎屋の立ち並ぶストーリーヴィルが1917年に公娼制度廃止とともにさびれました。
行き場を失った多くのミュージシャンがミシシッピを北上してシカゴに移って行きました。かくしてジャズはシカゴでますます栄えます。
1920年代はアル・カポネの闊歩した時代、ギャングはジャズマンたちに自分の息のかかったもぐりの酒場で演奏させました。
ジャズははじめ女郎屋のオカミたちに寵愛され、次はギャングどもの庇護をうけたのです。卑しい生い立ちだったのですね。
しかし、だんだんと善良な人たちに浸透していくのです。