物は記憶装置、孤独を癒してくれる。捨てなくていい、愛着のある「ガラクタ」は人生の宝物・・・・・か!?
自分だけの「物語」と生きる。降り積もった時の流れをいつくしむ。モノに込められている、数々の思い出。たとえば本棚の横にある人形。育ち盛りの子どもに囲まれて、幸せだったころの空気や時間が降り積もっています。
孫に「あげるよ」というと「気持ち悪いから、いらな~い」という。
「飾るところもないから、数個ばかり処分したら?」と誰かさんが言う。
自分が大切に持っている思い出の重要性は他の人には分かりません。
ただ、誰かさんが言い出さなければ、自分も戸棚にしまい込んだ人形のことなんか、記憶の果てに捨てていたのです。