妻が突然「働きに出ようか」と言いました。前にも書いたように 私の連れ合いは、私と22歳で結婚。 (驚くことなかれ。当時23の声を聞くと焦るという風潮、男性は28歳がタイムリミットだった) 20歳で短大卒業~腰掛け勤め(総務課文書受付、和文タイプ係など)~お見合い~結婚~寿退社~専業主婦というのが結構普通だった。 腰掛けの会社勤めだったので、年金の特別支給が始まっても、ごくわずかな金額です。でも、まあ、もらえるだけいいのです。 厚生年金は、60歳から支給されていましたが、法律改正で65歳から支給されることになりました。経過措置として段階的に支給開始年齢が引き上げられることになりました。 男性は、昭和36年4月2日以降生まれの人は完全アウト。無年金が5年続く。5年収入がないのは、相当にきつい。 文部官僚が血眼になって、天下り先を探したり、無用な特殊法人を作っているのは20年前から、いやそれ以上前から着々と進められていた。 話は変わって 「で、今からどこで働くの??!!」 「病院経営の老人施設で、食事をつくる仕事よ。この年で、一般事務の仕事があるわけがないじゃないの」 確かに。コネで入社、コピー係、お茶くみ、文書受付、電話取次、和文タイプで社内文書作成じゃ何のキャリアにもなっていない。 「やったこともない仕事だし、要領も悪いだろうからお局さんにいじめられるだけだよ。着ていく服がいるとか、靴がいるとかいろいろ言い出すんじゃないの。だいいち別にお金に困ってないじゃん」と言ってしまった。 月14万円の生活費で「別にお金に困ってないじゃん」は、ないだろう。 海外旅行をしたいとは思わない、回らないすし屋にも行かない、ホテルレストランでステーキを食べたいとも思わない、レクサスに乗りたいとも思わない・・・・・限られた予算だけどヨガやお茶のお稽古に行って、ジム友とお茶して、孫が遊びに来て、手作りのご飯を食べて、健康でコーヒーがおいしくて、野菜をいろいろ育てて、雨漏りのする「昭和レトロの家」があり夜露をしのげる・・・・・ ボンビー父さん曰く 「別にお金に困ってないじゃん。ゆっくり好きなことやろうよ。」 妻、絶句