最低賃金が今年も10円以上上がることになりそうです。
北海道、宮城、東京、兵庫、広島で逆転している生活保護水準を下回る最低賃金問題が解消されます。
大幅な二桁の上げ幅で推移しております。
実際の求人においての時給がそもそも高騰している地域、業種はさておき、最低賃金ベースで給与水準を設定している地域、業種は受難続きです。
確定ではございませんので、見込としての御参考までに。
第42回中央最低賃金審議会
地域別最低賃金額改定の目安について答申(07.29.2014)
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000052740.html
より
各都道府県に適用される目安のランク
例えば、大阪は、現在819円ですので、+19円で838円になります。
東京だと869円+19円で888円です。
ランクA 上げ幅19円
千葉、東京、神奈川、愛知、大阪
ランクB 上げ幅15円
茨城、栃木、埼玉、富山、長野、静岡、三重、滋賀、京都、兵庫、広島
ランクC 上げ幅14円
北海道、宮城、群馬、新潟、石川、福井、山梨、岐阜、奈良、和歌山、岡山、山口、香川、福岡
ランクD 上げ幅13円
青森、岩手、秋田、山形、福島、鳥取、島根、徳島、愛媛、高知、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄
時給の方の昇給で20円近い昇給というのは通常ありません。
10円以内で1円刻みで上がるものです。
評価制度入れていても10円昇給を勝ち取る人は優秀な人です。
1日8時間×20日=月間160時間労働の方は、大阪だと3,040円上がることになります。下手をすると正社員の昇給額を抜いてしまう危険性を孕んでいます。
怖いのは、ドミノ倒しです。
現在、最低賃金で採用している人が、今年の秋以降に最低賃金が上昇することで、秋以降に採用された人と金額が並ぶようでしたら、マズイわけです。
最低賃金が上がることで、給与水準が並んだり逆転したりする可能性があります。
それを防ぐには、それ以上の水準に上げないといけません。
そうしてドミノ倒しになってしまいます。
さてさて、アベノミクス効果の実感もして欲しい所でしょうから、来年以降も同様に上昇し続け、時給1000円が一つのゴールでしょう。
高い時給の人を雇わず、正社員、契約社員等の人にカバーさせることになるのでは。
結構、怖い話なのです。
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