平成24年版高齢社会白書公表 by 厚労省
7月
13日
白書全文
http://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2012/gaiyou/24pdf_indexg.html
白書 高齢化の状況
http://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2012/gaiyou/pdf/1s1s.pdf
より以下抜粋。
P2
○高齢化率が23.3%に上昇
・我が国の総人口は平成23(2011)年10月1日現在、1億2,780万人。
・65歳以上の高齢者人口は過去最高の2,975万人(前年2,925万人)。
・65歳以上を男女別にみると、男性は1,268万人、女性は1,707万人で、性比(女性人口100人に対する男性人口)は74.3。
・総人口に占める65歳以上人口の割合(高齢化率)は23.3%(前年23.0%)。
・「65~74歳人口」(前期高齢者)は1,504万人、総人口に占める割合は11.8%。
・「75歳以上人口」(後期高齢者)は1,471万人、総人口に占める割合は11.5%。
P3
○平成72(2060)年には、2.5人に1人が65歳以上、4人に1人が75歳以上
・今後、総人口が減少するなかで、高齢化率は上昇。
・高齢者人口は、いわゆる「団塊の世代」(昭和22(1947)~24(1949)年に生まれた人)が
65歳以上となる平成27(2015)年には3,395万人となり、その後も増加。
54(2042)年以降は高齢者人口が減少に転じるが高齢化率は上昇。
・平成72(2060)年には高齢化率は39.9%に達し、2.5人に1人が65歳以上。
・平成72(2060)年には75歳以上人口が総人口の26.9%となり4人に1人が75歳以上。
・前回推計(平成18年12月推計)と比較して、高齢化率は低下。
P4
○現役世代1.2人で1人の高齢者を支える社会の到来
・平成22(2010)年には、高齢者1人に対して現役世代(20~64歳)2.6人。
・平成72(2060)年には、高齢者1人に対して現役世代(20~64歳)1.2人。
P5
○男性84.19歳、女性90.93歳まで生きられる
・平均寿命は、平成22(2010)年現在、男性79.64年、女性86.39年。
・平成72(2060)年には、男性84.19年、女性90.93年となり、女性の平均寿命は90年を超える。
P7
○過去最高となった社会保障給付費
・社会保障給付費全体について、平成21(2009)年度は99兆8,507億円となり過去最高の水準。
・国民所得に占める割合は、昭和45(1970)年度の5.8%から29.4%に上昇。
・社会保障給付費のうち、高齢者関係給付費について、平成21(2009)年度は68兆6,422億円、社会保障給付費に占める割合は68.7%。
P8
○我が国は世界のどの国も経験したことのない高齢社会を迎えている
2010年の世界の高齢化率
欧米
イタリア 20.4%
ドイツ 20.4%
スウェーデン 18.2%
スペイン 17.0%
フランス 16.8%
イギリス 16.6%
アメリカ 13.1%
アジア
日本 23.0%
韓国 11.1%
シンガポール 9.0%
タイ 8.9%
中国 8.2%
インドネシア 5.6%
インド 4.9%
フィリピン 3.6%
2060年の高齢化率推計
欧米
イタリア 31%
スペイン 32%
ドイツ 30%
スウェーデン 26%
イギリス 25%
フランス 25%
アメリカ 22%
アジア
日本 40%
韓国 33%
シンガポール 32%
中国 29%
タイ 26%
インドネシア 23%
インド 16%
フィリピン 14%
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高齢社会白書を厚労省が公表しました。
推計の甘い辛いの判断はございますが、御参考までに。
日本の高齢化率の伸びが突出しており、人生65年時代から人生90年時代に向かっております。
社会保障給付費も100兆にまで膨らみました。
やはり消費増税はやむなしですが、その前にすべき事をしない政府には納得できないですね。