台湾で売春が合法化
11月
7日
より
台湾で、売春が合法化され、波紋が広がっている。5日付のタイペイ・タイムズ電子版によると、台湾立法院は4日、売春について規定した社会秩序保護法の修正案を可決。各都市で設ける「風俗エリア」の内部に限って売春を許可することになった。これまで買春には罰則がなく、売春行為が違法とされてきたが、大陪審が09年11月に違憲と判断。同保護法の修正期限が6日に迫っていた。エリアの外で売春を行うと、売買双方に3万台湾ドル(約7万8000円)の罰金を科すなど罰則規定を設けた。
反対派の議員や女性運動団体からは「本質的な意味の男女平等とは違う」「性風俗産業を排除するという目標に、全く近づいていない」と怒りの声が上がっている。女性運動家の1人は「売春婦を雇う男性が法律的に守られただけ。女性の地位向上を目指す闘いは、30年前に戻された」と落胆していた。
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台湾は苦渋の選択をしたのだと思います。
人道的には認められないが、現実として存在する売春婦を保護するためには、合法化して政府の管理下に置いた方がましということなのかなと。
非合法であれば、保護ではなく摘発になるだろうし、合法化によって失業保険、医療等の対象となりましょう。
正論だけでは現実的に救済できないから苦渋の選択なのかなと。
廃娼国と禁止国というような表記からも違いが良く分かりませんが、実質的には変わり無いのでは?
オランダのように自決権の範疇として認める国があります。
しかし、自由な意思の下で他に選択肢がある中で自決権行使をして売春を生業とするのはレアだと思うのですが・・・
事情によっては、大きなお世話というのと、有無を言わせず救済すべきという両極があるのでしょうけど、大きなお世話の方がやはり少ないのではないかなと。
しかし、ケースバイケースなんて言ってると永遠に無くなりはしません。
さらにしかしですが、非合法でも存在し続けているという現実。
階級や格差社会の陰の象徴でしょうか。