球形飛行機
10月
20日
より
「世界初」球形飛行体フワリ 防衛省がエキスポで公開
空中をふわふわと飛ぶ球形飛行体。右はコントローラーで操作する防衛省技術研究本部の佐藤文幸技官=20日午前、東京都江東区の日本科学未来館、林敏行撮影
防衛省職員が開発した「世界初」という球形飛行体が20日、東京都江東区の日本科学未来館で公開された。この日始まった「デジタルコンテンツEXPO 2011」(経済産業省、デジタルコンテンツ協会主催)の一環。
飛行体は直径42センチ、重さ350グラムで、プロペラを内蔵し、コントローラーで操作する。充電式バッテリーで8分間の飛行が可能だ。上下左右に自在に飛行でき、地上は転がって移動。着陸や再離陸もスムーズで、室内など狭く障害物がある空間でも飛行できる。
開発した防衛省技術研究本部の佐藤文幸技官(33)は「丸い飛行機というものが出来るのか、1年半かけて作ってみた。世界で初めてだと思う。まだ試作品段階だが、将来的には災害現場での情報収集にも応用が可能だろう」と話す。プロペラのカバー部分にはペットボトルを使うなどして製作費用を11万円に抑えた。
佐藤技官は「飛行機やヘリと違い、人間の近くで飛んでも、触っても怖くない。いろんな可能性が広がるので、改良を重ねていきたい」と言う。
22日までの会期中、日に1回、佐藤技官によるデモ飛行と解説が行われる。(有吉由香)
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夢が膨らみます。
まずは軍事転用が焦点でしょうか・・・