胸が痛い事件
9月
22日
より
聴覚障害を偽装した障害年金不正受給事件で詐欺罪などに問われた社会保険労務士の香田清被告(70)の判決が22日、札幌地裁であった。
渡辺康裁判長は「社会保障制度の根幹を揺るがす悪質な犯行」として、懲役8年(求刑・懲役14年)の実刑判決を言い渡した。香田被告は控訴する方針。
判決によると、香田被告は2002~07年、耳鼻咽喉科医の前田幸●よしあき被告(76)(公判中)が作成・発行した虚偽診断書を使い、香田被告が年金給付手続きを代行。計42人に総額約1億6800万円の障害年金を不正受給させ、香田被告は報酬として約760万円を受け取った。(●は「日」の下に「立」)
この事件では、前田被告も公判で起訴事実を全面的に否認しているが、今年4月に弁護人を解任したため審理が中断している。
(2011年9月22日12時04分 読売新聞)
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起訴事実が本当であれば後進の者としては、胸が痛い事件です。
給付は、要件が揃っていて、請求すれば得られる性質のものです。
障害年金は、1・2級のみが国民年金、3級まであるのが厚生年金です。
年金を得られることで全て解決なんてしませんが、得られないことの不利益は事の他
大きいです。
Drと社労士が一体となれば、鬼に金棒?状態かもしれません。
ボーダーラインで落とされるのは、天と地ほどの違いです。
現場の中でコンプライアンスを再認識すべき胸の痛い事件です。