鹿もダメなら猪もダメでしょう。
9月
8日
より。
野生のシカ肉から規制値超すセシウム 日光で捕獲
2011/9/7 22:20
栃木県は7日、日光市内で捕獲したシカ3頭の肉から国の暫定規制値(1キログラム当たり500ベクレル)を超える最高2037ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。県猟友会日光支部が有害鳥獣駆除のため8月下旬から9月上旬に捕獲し、自主検査していた。野生のシカの肉は原則として市場に流通しないが、ハンターが食用にしたり、自ら経営する旅館で調理したりするという。
県内で野生鳥獣の肉から規制値を超える放射性物質が検出されたのは初めて。11月中旬の狩猟解禁を前に、県は日光の捕獲場所周辺での野生鳥獣の自家消費を控えるようハンターらに求める方針。
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そりゃ出るでしょうね。
さて、鹿被害は、ほぼ日本全国に広がってます。野生動物による農作物被害は毎年200億円程度で推移だったと思いますが、その6割は鹿・猪です。鹿の刺身、もみじ鍋、猪肉の塩焼き、ボタン鍋、好きな人は本当に好きですよね。
因みに、猪肉と言われてるものの殆どは、猪豚です。野生の猪肉は、処理が大変で一般流通には不向きなようです。猪肉直売店に何年も通ってやっと初めて本物の猪肉を売ってくれたというのもよく聞きます。
野生動物の駆除による解体所っていうのは、各都道府県にあるかないか程度です。
そして、処分の殆どは、土に埋めて終了です。焼却処分は、コストが合わないので無理なのです。有効活用して、鹿カレーや鹿肉まん(島根だったかな)、ぼたん鍋、ベーコン、コロッケ、ジビエ料理(これは流行りでもありますね。)なんかをやってますが、いかんせん追いつきません。狩猟の方法、血抜き処理、それにかかる時間によって、肉はすぐにダメになってしまうのです。毎日山を歩き回って、狩猟や罠によって捕獲するだけでも体力的に限界もあります。
で、繁殖力は非常に強いのです。鹿も猪も。
捕獲や狩猟が改善されても、肝心の肉がセシウムまみれでは、もう使いようもありません。これも辛い話です。
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