うつ病診断@血液検査
8月
31日
より
うつ病かどうかを血液の遺伝子に起こる化学反応を用いて客観的に診断する方法を、広島大学の研究グループが世界で初めて発見しました。
これは、広島大学大学院の医歯薬学総合研究科の山脇成人教授らの研究グループが発表したものです。
うつ病の患者とうつ病ではない人の血液を解析した結果、うつ病の患者には血液の遺伝子に起こる「メチル化」という化学反応に特有のパターンがあることがわかったということです。
今のところ、うつ病は精神科医による問診などを通して診断され、誤差の大きい血液を用いた診断方法は補助としてしか使われていません。今回の発見により、自殺の予測や新しいうつ病の治療法、新薬の開発につながることが期待されています。
研究成果は、アメリカの科学誌の電子版に掲載されています。
-----------------------------------
しかし、これについては、我が母校が先にニュースで出てたんですけどねぇ。
以下の記事が2年前に。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
精神疾患:血液で判断 たんぱく質データ判定 大阪市大院
2009年8月26日 2時30分
毎日.jpより
大阪市大大学院医学研究科の関山敦生・客員准教授(43)=心身医学、分子病態学=が 兵庫医科大と共同で、うつ病や統合失調症などの精神疾患を判定できる血液中の分子を発見、血液検査に基づく判定法を確立した。
問診や行動観察が主流だった精神科診療で、客観的な数値指標を診断に取り入れることができる。
疾患の判定だけではなくストレスの強度や回復程度もわかるという。
関山准教授は27日午後、京都市の立命館大学で開かれる日本心理学会で発表する。
関山准教授によると、ストレスや感染などを受けて、生成し分泌されるたんぱく質「サイトカイン」の 血中濃度データの差異を積み上げて分析。
データをパターン化することで、心身の変調やうつ病、統合失調症などを判定できることが分かった。
うつ病や統合失調症について3000人近くのデータから疾患の判定式を作成。
別の400人の診断に用いた結果、うつ病の正診率は95%、統合失調症は96%に達した。
精神疾患の判定だけではなく、健常者に対するストレスの強度、疲労からの回復スピードも 数値化した。80人の男女を対象に、計算作業で精神的ストレス、エアロバイクなどで身体的 ストレスを加える実験を実施。いずれのストレスを受けたか100%判別することに成功し、ストレスの強度を数値で評価できる方法もつくり出したという。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
このニュースが出た時に、これで職場でのうつ等への偏見(仮病)とかも無くなるし、凄い事だと興奮しましたが、今一つ、それ以降、話を聞かなくなっちゃったんですよね。
う~ん。
でも、確立されたのであれば嬉しいことです。
ブログルメンバーの方は下記のページからログインをお願いいたします。
ログイン
まだブログルのメンバーでない方は下記のページから登録をお願いいたします。
新規ユーザー登録へ