メンタルヘルスとハラスメント
7月
11日
最近、事例としてはメンタルヘルス事案(うつ発症)が非常に多いと実感してます。
従業員が会社に鬱ですと告げるのは、中々難しいですので頑張ってしまって、状況が難しくなってから、ある日医師からの診断書が郵送で届きます。
責任感のある人は、早期の職場復帰しか頭になかったり、その一方で自分を責め続けたり。
会社で普段から、会社には告げなくて良いから自分で違和感や異変を感じたら心療内科等に受診することを啓蒙して欲しいです。
メンタルヘルスに造詣の深い産業医さんからの受け売りです。
「受診して2週間経っても状況が変わらないなら、薬かDrを替えるべきだ。」
Drと患者さんの相性というのも中々ピッタリこない場合もあるようです。
本人の苦しみは中々周囲の理解を得るのも難しい場合も多いですが、会社のため、何より本人の人生のために早期発見、メンタルヘルスに造詣の深いDrに診てもらうことをお勧めします。
そこに、職場でのハラスメントが関わってくる場合が見受けられます。会社、上司等はハラスメントの意識がなく、またハラスメントだと分かっていてもやってしまう。俺の若い頃なんてこんなもんじゃなかった。よし、乗り越えてやろう!と気概をもって臨んだものだとか自分の過去の体験等に縛られ一向に改められない方も多いでしょう。叱咤激励とパワハラの違いは何か?
線引きが難しいです。
結局は、普段からのコミュニケーションが成り立っているか。信頼関係が成り立っているかになります。成立していなければ、愛の鞭がパワハラ認定され、労災認定され、安全配慮義務違反、民事損害賠償、風評被害と一発の事案でとんでもない状態に陥ります。
弱者切り捨てはしたくないが、会社としては利潤追求しないと会社自体が存続しない。
そういった二律背反な状況を無くすことはできないかも知れませんが、緩やかにしていきたいものです。
少しずつでも改善できるように仕事に取り組んでおります。