かっちりとしたコーチングセッションをもたなくても
マネージャーがメンバーにコーチングをすることは可能です。
私が取り入れてよかった方法は、週初めにこの質問をすることです。
・今週一番大事な仕事は何ですか
・それをどのように(あるいは、いつ)実施しますか
2番目は、内容によって「どのように」か「何時」かを変えます。時間があれば2つとも聞きます
その翌週からは
・先週聞いたあの仕事はどう進めましたか
・今週一番大事な仕事は何ですか
・それをどのように(あるいは、いつ)実施しますか
・それをどのように(あるいは、いつ)実施しますか
次の週からは振り返りを含めて3つになります。
多くのマネージャーのかたは複数名のメンバーのマネジメントを担当されています。
本来は、一人ひとりとゆっくり時間をとって対話できるとよいのですが、時間は限られています。また、ビジネスはスピードが重要です。
この質問は最短でメンバーのPDCAを回します。
このやり方は、メンバーからの評判も良かったです。思考の整理になるそうです。
注意がひとつあります。指示命令、アドバイスは入れないでください。
「これが重要ではないだろう」「このやり方はうまくいかないだろう」
「遅い!」
と思うこともあるでしょう。でもダメです。
マネージャーの考えへの誘導と思われたら、コーチングは効果を失います。
形を変えた指示命令にほかならず、時間がかかるだけです。
であれば指示命令した方がよいのです。
もし、メンバーが正解を導くのが難しいと感じるのであれば、
質問する分野を絞り、任せても大丈夫な範囲で質問してください
例えば2~3年目の営業ならば
・今週最も重要な得意先はどこか
・いつ or どのようにアクセスするのか
新人ならば
・今週何を学習するのか
・いつ or どのように学習するのか
といった具合です。
営業が重要な顧客とわかっていても、思い付きで簡単にアクセスできるわけでありません。アクセスの方法を考え、引き出しを増やしていくのは重要な課題になり得ます。
新人は、ほとんどの仕事にティーチングが必要であり、効果的であるとは思いますが、学習など、すでに方法論を身に着けていることについては、任せることで、信頼関係や組織へのコミットメントが高まります。
Good Time Coaching
後藤良介
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