長崎大学核兵器廃絶研究センター発表の最新情報です。
長崎大学核兵器廃絶研究センター発表の最新情報です。ウクライナで核兵器が使われる危険が高くなっています。北朝鮮も、がむしゃらに核兵器に自国の存続をかけています。
世界の核弾頭データ
今年も原爆記念日が来ます。
ロシアのウクライナ侵略戦で原爆の使用可能性が取り沙汰されてきました。核抑止の意味も変わってきています。日本の防衛も本気で考えないとならない時です。
「長崎大学核兵器廃絶研究センター」が毎年発表するデータポスター
また暑い夏がやってきました。1960年に締結された「日米安全保障条約」が60年を迎え、マスコミでも騒がれることなく10年ごとの自動更改がされました。日本はこの60年「安保」による「核の傘」と米軍駐屯によって守られて?きました。
この「核の傘」の大きな部分を担っているのがシアトル近郊であることをワシントン州シアトル地区の住民はご存知でしょうか? 昨年8月7日付の当ブログを見て頂くと解りますので是非再読してください。全体数は下がっていますが時代遅れのものが解体されているので現役で配置されているものは減っていません。トランプ政権とロシアは再び核装備を増やしつつあります。広島、長崎に原爆が落とされてから75年、平和維持の代償について新ためて考えてみてはどうでしょう?
このポスターは毎年6月に長崎大学核兵器廃絶研究センターが発表しているものです。
中央の時計は世界が絶滅する危険への時間を示し、残り2分となっています。
爆弾マークの一つが5基を表しています。グレイ色のものは退役解体待ちです。赤色は空爆用、グリーンはサイロに待機する大陸弾道弾ですが、戦略的主体はブルー色の「潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)」に移っています。
バンゴール原潜基地は現在、ブレマトン、シルバーデールも含めてのキットサップ海軍基地の一部です。聞きなれない名前かもしれませんが、シアトルから直線距離なら32キロ、イサコアまでと同じくらいです。ここに上記ポスターの赤線で囲んだ部分(SLBMの半数)が配置されています。
また原爆記念日がやってきました。74年に及ぶ核兵器廃絶の声も、日本人でも若い人には無関心な人が多くなったようです。さて59年前(1960)、日米安全保障条約を巡って揺れに揺れた日本、安倍晋三総理の祖父、岸信介総理は暴漢に襲われ重傷、社会党の浅沼稲次郎委員長は17才の右翼青年に刺殺されました。10年後(1970)の更新時には学生の抗議デモ中に樺 美智子さんが死亡。これらの犠牲者を出してまで日本が頼り今も頼っているアメリカの「核の傘」、その主力がニューメキシコ州のカークランド空軍基地。そして大西洋艦隊のジョージア州キングズベイ原潜基地と大平洋艦隊のワシントン州バンゴール原潜基地です。
バンゴール原潜基地には8隻のオハイオ級原潜が配置されています。一隻のオハイオ級はトライデントD5ミサイルの発射管24本を装備、1基のトライデントD5には8発〜14発の核弾頭が収容されており、核弾頭1発の破壊力は平均100キロトン(広島原爆15キロトン 長崎21キロトン)。
各原潜は70日から90日の任務に就きますが、交替で整備点検の為、2隻がいつも基地にいるとすると、約400発の弾頭が常時整備点検中であり、これは広島原爆2,700個分に相当します。これが全米一危険?な理由。
この基地を守るためにピュージット湾圏は24時間、陸海空米軍最強の防御に守られています。彼らはSilent Service(静かなる任務)と呼んでいます。これが最も安全?な理由。
誰もが核兵器など無い方が良いと思っています。反対するのは良い。しかしその「核の傘」に守られて74年間、世界大戦も核戦争も避けてこられたのも事実です。
どうしたら廃絶の一歩が進められるか? 今、危ない人達が世界の指導者に増えています。
ブルーエンジェルスの勇姿の向こうから、なぜかワルチングマチルダの調べが…
追記:記載した内容は全て検索可能な公開されている資料からです。
- ブログルメンバーの方は下記のページからログインをお願いいたします。
ログイン
- まだブログルのメンバーでない方は下記のページから登録をお願いいたします。
新規ユーザー登録へ