欧米からアジアへ、アウトバウンドからインバウンドへ
5月
16日
タカ&トシの漫才同様に日本人の多くは欧州と米国を一つに括って話すことが多いですが、全く違うと思います。「欧米」とオウム返しのように連呼するのはもう止めた方が良いと思います。
欧州(オランダ、ポルトガル、スペイン、イギリス、フランス、ドイツなど)の多大な影響は、キリスト教や蘭学に始まる安土桃山時代から太平の徳川時代を経て明治維新直後までではないでしょうか? 戦後は米国の影響が多大というか過剰でそこには欧州が入る隙間もなかったと言えます。
その戦後、加工貿易(アウトバウンド)で経済発展してきた日本。そこに高齢・少子化の波でGDPは当然落ちます。そして、AIが仕事をとって変わる不安を煽る報道などがありますが、全く心配はしていません。いや、人間らしい生活を取り戻し、世界のお手本になる絶好の機会だと考えています。
2020年に東京オリンピックを控えて、観光産業のインバウンドを唱える波が起こっていますが、一般的な日本人の感覚はそのターゲットがそれこそ欧米に向いていないでしょうか? 向くべきターゲットは東南アジアです。
日本観光局が発表している、訪日の外国人数の表を参考までに添付します。実はこの資料を目にするまで、海外旅行者の多くは、それこそ欧米からだと思っていました。しかし、8割以上が東南アジア諸国からの旅行者で占められています。おもてなしがアジア諸国に向いているでしょうか? ビジネスチャンスが多く転がっていると思うのは私だけ?