母は子供をか可愛いとは
一度も思わなかったと言った
娘の私は大人になって
女友達より
男の人と多くの時間をすごした
だって抱っこしてくれるから
最近母が
泣きながら娘の人生を
何も考えなかったことを
泣いてあやまる
そろそろ許すか
鏡に映った顔が
母に生き写しなってきたから
25年前
夫と付き合い始めたころ
熱海に
行きましょう
と言われた
私は頭の中で
ぐるぐると
やってくるものを考えて
胸が高鳴った
しかし
それは
つかこうへい監督の映画
「熱海殺人事件」を
一緒に見に行こうという事だった
音詩
函館にいたころ
休みの日には
よく元町へ出かけた
金森商店の建物のなかで
円筒形のオルゴールの音を聞いた
ひとりで子守唄のように聞いた
ひとりでいることは
平気だったが
わたしを
あやしてくれるものを
いつも心は必死で
探し求めて
いるようだった
17歳のころ
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