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猫の揺りかご Blog

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筆舌しがたい感情を心情と呼ぶ

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先ほどの記事の続き。

ただ、最近思うのは。

「積み重ね」だったり、
「散りばめる」という表現だったりを嫌う
視聴者や読者がかなり増えて来たよなぁと。

某ヒットアニメ、私には何がそんなにおもしろいのかがわからない。
一話はめっちゃおもしろかったんだけどね。

二話も結構おもしろかった。
でも三話か四話あたりから、こりゃ無理だって見切ったわ。

主人公が語りすぎるんだもの。
いやいや、そんな、一か所でそんな風に一気に説明されてもwwっていう。

説明なんてせんでいいから、それ全部、
シーンとして描けや!って言いたくなる。

もっと丁寧に、描写してほしいと思う。

けど、そういう説明を良しとする
読者や視聴者が多いよなぁと。

小説にしたって、どう見たって小説とは思えない、
「プロットもどき」に感動した!!と称賛する人の多いこと。

別に個人の趣味や同人誌の類であれば、
どうこう言うつもりはないけど。

でも、商業誌として売り出すのであれば、
同人誌としてではなく、公式の作品として売り出すのであれば、

もっとやりようはあるだろうに、
なぜこんなんで売れるのかがわからない。

そんな作品がけっこうある。

でも、それを良しとする読者が多くてびっくりする。

映画のノベライズとかが特にそうかな。

「〇〇は××と思いました」と簡潔に明記してあるその一文を差して、
「映画ではわからなかった○○の心情が小説には書いてある!!」とか言われると、
もう、唖然としてしまって。

「心情」って、そんな軽い言葉だったのかなぁって。

だから、そういうのを踏まえると、
夜叉姫はまだ、よくできた方なのかなぁと。



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