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近所の怖いおじいさん

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「侵入禁止:911には通報しま... 「侵入禁止:911には通報しません」――つまり、110番通報なんかせずにソッコー撃つ。


義姉さんが家に遊びに来た時、「なんかやーね」というので、何が?と聞くと、「気付かなかったの?お向かいさんのサイン」。

ああ、お向かいには白人のおじいさんが住んでいたっけ…「全ての窓に銃のサインが貼ってあるわよ」。

えー!気を付けて見てみると、いや、気を付けて見なくても、全ての窓に大きなサインが…それまで全く見ていませんでした(上写真参照)。

でも確かに銃で撃ちそうなおじいさんだなとも思ったりもします。なにせ近所の犬が鳴き始めると、車椅子に飛び乗って(“飛んで”乗ってはないかも)、現場に急行し、通りで「犬をなんとかしろ!Fxxx dog! 黙らせろ!!」と延々と30分も、犬と鳴き合って?怒鳴り合っているんです。

横隣、情報通のKさんによると、彼は「通報好き」だそうで、HOA(homeowner's associations)に近所のさまざまな違反を通報しているとのこと。HOAとは管理組合みたいなもので、HOAがある住宅地に住むと、毎月40ドルだか、高い所なら20万円とかの共益費を払わなければなりません。その代わり、通り沿いの花壇など環境整備はお任せで、前庭に雑草が生えている家や車のドライブウェイが車のオイル漏れで汚れたりしている家には改善を求め、罰金を請求したりしてくれます。

うちは新しい住宅地のせいか、HOAが元気いっぱいで(^^!)、時折、前庭の木の枝先が道路に微妙に垂れてるだとか、雑草が生えてるだとかの注意を写真付きメールでうるさく送ってくれます。今年は裏庭にパティオカバーを付けたのですが、これがまた面倒でした。パティオカバーの形や高さ、色の審査を受け、安全性証明書、さらに近所5軒の許可を得た書類を提出して2カ月ほど待って、やっと設置工事が始められたのです。

話を元に戻すと、そんな怖い系のおじいさんですが、なぜか我が家、特に夫には非常に優しくて、「困ったことがあったら、俺に聞いてくれ!」と言ってくれるし、私が挨拶してもいつも感じ良く返事を返してくれます。

――のはずだったのですが、ようやくパティオの設置工事が始まったら、朝からそのおじいさんが家の庭の前に仁王立ちして(車椅子を使ったり使わなかったりするおじいさん)、まるで見張っているかのように業者を睨んでいるのです。

夫が「どーしたんですか」と近付くと、「ちゃんとHOAに許可は取ったんだろうな!」。夫「はい。2カ月もかかりました」。「ちゃんと取ってないと、建てた後に壊すことになるからな」。夫「大丈夫です」。「HOAの誰に許可を取った。名前は何だ」。夫「XXさんです」。「じゃあ、今からXXに電話して、本当に許可を取ったか確認する」。そして目の前で電話をかけ始めたというのです。

結果的にXXさんは、ちゃんと許可申請が通ったと説明してくれて終わったのですが、それでもなお、おじいさんは外で工事の監視を続けていたとのこと。

私はその話を聞いて、思わず「えー!何それ!ヤな奴だな!」と口に出して言ってしまいました。本気で久しぶりに「ヤな奴!」と思っちゃったのです。

でもこの言葉に対する夫の返事はかなり意外でした。

「あのおじいさんは頼もしいよ。他の家も厳しく見てくれてて、嫌な役をかってくれるから、この近所はとてもきれい」。思わず夫の顔をしみじみと見ましたが、心の底からそう思っているようで、ニコニコ笑っています。

さすが能天気…とも思いましたが、私も見習わなければならないと思いました。いつも物事には全く反対の受け取り方があって、そのどちらを見るかが重要と思っているのに、今回ばかりは修業が足りませんでした。

でも夫の発言を聞いてから妙にというか、すとんと腑に落ち、そう考えればありがたいものだなあ…と自分でも驚くほど納得したのでした。

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bokushi
bokushiさんからコメント
投稿日 2020-06-03 12:42

良いご主人ーーー!
でも、お隣のおじいさんのこと、少し気になります。。。精神カウンセラーの悪い癖だな。

ワオ!と言っているユーザー