三十分以上、歩く。 速さも距離も、競わなくていい。 歩いていると、呼吸や足の運び、 肩の力の入り具合が自然と分かってくる。 歩くことは運動というより、 自分の体の声を聞く時間なのだと思う。 家にこもると、体も心も内向きになる。 外を歩くと、景色が変わり、 考えがほどけ、体が“今ここ”に戻ってくる。
「口を動かすと、気持ちも若返る」 人と話す。 声を出す。 口を動かす。 それは情報交換以上に、 自分が社会にまだつながっている証だ。 会話が減ると、表情も減る。 表情が減ると、気持ちも内側に沈みやすくなる。 挨拶ひとつ、雑談ひとつで、 気分は意外なほど持ち直す。 老化は静かに進むが、会話はそれを少し引き止めてくれる。
三十分以上、歩く。 速さも距離も、競わなくていい。 歩いていると、呼吸や足の運び、 肩の力の入り具合が自然と分かってくる。 歩くことは運動というより、 自分の体の声を聞く時間なのだと思う。 家にこもると、体も心も内向きになる。 外を歩くと、景色が変わり、 考えがほどけ、体が“今ここ”に戻ってくる。
人生は、減っていくものではない。 深まっていくものだ。 幅が狭くなる代わりに、奥行きが増していく。 若い頃は、勢いで泳いだ。 今は、水の重さを感じながら、一かきを選ぶ。 それは衰えではない。 成熟という名の、方向転換だ。
新年にあたって思うのは、残された時間を大切に使いたい、ということです。 気づかぬうちに時間を奪っていくものに流されず、なんとなく過ぎてしまう一日を減らしたい。 忙しさや惰性に任せた「生活の安売り」を少しずつ手放し、自分なりに納得できる時間の使い方を選んでいけたらと思っています。 今年は、そんな静かな心がけを続ける一年にしたいです。