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診察は、プロジェクト会議だ!

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診察は、プロジェクト会議だ!
難病患者の交流会や、医師を招いての講演会に

力を入れてくれている、横浜市。

私も、取材も兼ねて楽しく参加させていただいています。



その中でも、17日の都筑区役所での交流会では、

またまた魅力的なドクターのお話を聞くことが出来ました。

東京・品川区の「松山クリニック」の院長、松山毅先生。

私の中で「ニュータイプ」の医者(ほめています)に分類。

音楽活動もされており、特に「ボブ・マーリー」を愛していると知り、

思わず立ち上がって「わたしも!」と叫びそうになってしまった(笑)



「ゆうこ新聞」のことも、興味を持って聞いて下さった松山先生、

必ずまたお会いしたいと思います。



この日のテーマは「膠原病とメンタルケア」

実際は、それだけではなく、すべての慢性疾患を持つ患者と

シェア出来る良いお話でした。

今日のブログでは「メンタル」のお話よりも、「医者と患者の関係」

について(メモと記憶を頼りに)書きたいと思います。



※ゆうこ新聞の次号では、東大宮メディカルセンターの平松類先生の

インタビュー記事の中で「医者と患者の関係」についてつっこんだ話を掲載します。

平松先生のお話も、めちゃめちゃ面白いです、ヤバくてここには、書けない(笑)

お楽しみに(^^)/)



ではでは、松山先生のお話に戻ります。



*******************************



まず、患者は「膠原病」は「特殊ではない」と考えるのが、良い。

もちろん、治らない病気を持っている精神的負担は大きなものだが

「自分は、特殊な病気なのだ…」と、強く思いこむことは、

メンタル面に、良いとはいえない。



*******************************



【 黙ってると、勝手に決められちゃう。「伝え」よう! 】



研究データから、

「医者は、患者の痛みを過少評価しやすい」ということが分かっている。



そして、医療とは「不確実」なもので、

もし患者が「黙っている」としたら、「当たる確率」は「占い」よりも低い。



診察室で、主治医が「分かってくれる・当ててくれる」のを

黙って座って待っているのではなく、患者は、積極的に

自分のことを伝えていってほしい。



*******************************



【 お医者「様」・患者「様」の関係を、会議室の部下と上司に】



松山先生は、医者と患者の関係について、病気(患者の身体)を

企業のチームに例えて次のように語りました。



患者…上司(リーダー)

医者…部下



その中心に「病気」があり、「病気を良くするため」に話し合う

「プロジェクト会議」を行う場所が「診察室」なのだ、と。



【部下(主治医)との話し合い方】



・議題は、優先順位をつけて箇条書きに



・最も大切な話は、必ず議論する



・議論は活発に。そして、リーダー(患者)が検証する。



・患者と医師は「対等」である(相互参加型)を意識して、

 チームを作る。



※もし、上司(患者)を拒絶するような部下(医師)がいたら?

 そんな部下は、企業にとっては不要。



【これは、NG!医者と患者の関係】



①医者と、友人のように仲良くなる

 ⇒友人=「終わらない」ことを意味する。そうではなく、いずれ元気になって、

 病院や医者とはおさらば(病気の終わり)だ!という気持ちを持っていてほしい



②医者に、服従する

 ⇒意識不明だったり、自分では何もコントロール出来ない場合を除き、

   病気を良くするためにも「プロジェクチーム」での頑張りを忘れないで



③医者を、やりこめる

 ⇒ただしこれは、バアイによっては「有りです!」とのこと(笑)



たしかに、「いいチーム」はいい結果を出すことが多い。

また、上司と部下がお互いを「育て合う」という意味でも、共通しているなぁ。



*******************************



白い壁に囲まれた診察室で、

言い方は悪いけど、たまにしか会わない、

自分のことをたいして分かっていない人間に

「分かったもらえるように」伝えるのは、本当にむずかしいです。



しかも、体調がベストではないからそこ(病院)に来ているので

ハードルはさらに高いものとなるでしょう。



さらに、うつ病などがある場合は「集中力・判断力」もなくなる。

「物事を整理して伝える」なんて、ムリムリ。

(長いこと苦しんだので、その「ムリムリ感」が分かります)



でも、心の中に「元気になりたい」「良くなりたい」という思いが

1ミリでもあったとしたら、

まだ「100%、投げやり」になっていないとしたら(たまになるよね)



ここ(会議)はちょっと「頑張り時だ!」と、私は思います。



テレビなんかではよく「先生におまかせします」と言っているけど、

あれは手術の前とか、そーゆう時のことで



365日「先生におまかせします」なんてスタンスでいたら、

もっともっと元気になれるはずの「のびしろ」みたいな部分を

「医学のマニュアル」で、フタをされてしまう気がする。



だから「会議で使う資料」は、ゆっくり時間をかけて

簡潔にまとめる(患者が努力をする)必要がある。

(熱が下がらないとか、吐き気が止まらないとか、そんな時はもちろん、別)



松山先生は、私たちに

「病気の症状ではない、自分の中の何か」と「闘え!」と、

優しく背中を押してくれた気がします。



続きはまた、別の機会に。。。


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