記事検索

ゆうこ新聞制作日記

https://jp.bloguru.com/yuko-news

フリースペース

ブログスレッド

  • 患者として、戦争を考える

患者として、戦争を考える

1 tweet
スレッド
「風邪気味だから、病院へ」なん... 「風邪気味だから、病院へ」なんて、ありえない時代がありました


戦後70年目を迎え、あらゆる場所で

いろいろな角度から見た「戦争」が語られています。



ゆうこ新聞の読者には、80代~90代の戦争を体験した

読者も複数いらっしゃり、

「読者のおたよりコーナー」に寄せられたお便りの中でも

その「声」を見つけることが出来ます。



第17号「世界の診察室から」のトップページでは、

「戦争と健康保険」について少し触れ、私は次のように書きました。



***************************



健康保険がなかった頃の日本は、

家族に病人が出ると、病気の治療費が払えず、

子供を売ったり、一家心中する家が少なくなかった。



1938年、初の「健康保険」が出来たが、

第二次世界大戦が勃発したことにより、

日本はめちゃくちゃに。

「健康保険」どころではなくなってしまった。



****************************



この号を読んだ80代の女性から寄せられたお便りにも



「戦争中、国のお金のほとんどは軍事費にあてられ、

健康保険どころではなかった。病人は足手まとい以外の

何者でもありませんでした」



と書かれていました。



今、ほとんどの人が「保険証」を持ち、

風邪やケガ、虫歯などでも病院に行くことが出来る。



それは「平和」だからなのです。



人工透析や、インスリン、ステロイドなど

「定期的に投与しないと、命にかかわる」人も、



今、日本が平和で「国民皆保険」というものがあるからこそ

当たり前にように治療を受けられる。



仮に戦争になったら、その空気を直に感じる前に、

私たちのような定期的に投薬治療を

必要とする者から、悪化し、弱り、死んでゆくことでしょう。



「健康保険」「難病の特定疾患」「高額医療制度」

そのすべてが崩壊したと想定して下さい。



だから、戦争は絶対にダメ。



今日は「難病患者の目」からみた、戦争について

書かせていただきました。
#ブログ

ワオ!と言っているユーザー

  • ブログルメンバーの方は下記のページからログインをお願いいたします。
    ログイン
  • まだブログルのメンバーでない方は下記のページから登録をお願いいたします。
    新規ユーザー登録へ
ハッピー
悲しい
びっくり