偽物の僕なんていないのだから 僕は本物の僕なんだけれど 本物の僕ってどんな僕なんだろう 僕に僕がずっと重なって 自由に自由が重なって あんまり自由じゃなくなって 僕に僕の不自由が顔を出しながら 生きていることを味わう 怒らないといけない時に笑って 泣かないといけない時に笑って けっきょく 笑わないといけない時に笑えず そんな僕がいて 僕が僕に気を遣っている僕がいて そうしたい僕がいて 本当の僕がどんどん解らなくなるけど それでも僕が僕を許せている 僕はまだ僕を愛している