名前の後に命と書いて
10月
14日
嫌いだったタイプの
君を好きになった
パープルに髪を染め
清潔感の反対側
地べたを滑るスカート
黒いマスク
怖がられている
睨みつける瞳
だけど僕にだけ見せる
嘘のない笑顔
近よってきた君
遠ざけなかった僕
次第という言葉に
育み歩いた
突然は二つ目の季節
台風の後の青い空
君への仕打ちは
雲ごと消され
君の反骨
その代償は辛く
塀の内側に
思いを募らせた
君は本当に
僕が好きだから
もう逢えないだろう
汚したい空
さよならのかわりに
いつもごめんね
という君を思い出す
この空を知っていたんだ