閑散な夢
1月
22日
周りを見渡しても
顔がわからないくらい遠くに
ひとが数名いるだけ
あのストレスがぶつかる
ひとの群れはどこへ行ったんだ
この閑散とした音のない世界に口を開け
廃れてしまった日本を
懐かしい気持ちで受け入れようとしている
一向に電車は来ない
しかもどこへ行こうとしているのかも
自分が分かっていない
不思議な吹かない風を感じている
この先をどうすればいいか
考えることを考えているのにも疲れ
退屈な気分は終わりを告げようとした
朝日が目をくすぐっていた