最終日
12月
27日
今年最後の一般ゴミを捨て
もう来年に出す貯まるゴミを想像し
チンケな頭の中はなんだか虚しく
今年も劣化する身体の変化に狼狽ながら
受け入れながら
駅までのホット缶コーヒーを
鼻の下にあてほっぺにあて
すぐに飲んでしまえば温もりも消える
わかっているけど流し込むのは
終わってしまいたい衝動が要求しているのだろう
だからと言って気分が優れる時もある
心の浮き沈みの上の方はまだまだ微笑ましく
単純に生きているって素晴らしいと
感じたりするのだから
捨てたもんじゃない捨てれぬ理由が
一歩一歩背中を押しながら回っている
すぐに冷たくなる缶を握りしめて
やはりその感覚に現実を突きつけられながらも
捨てれるモノはまだ捨てることができる
ゴミ箱の穴から乾いた音が響き
ざまあみろと呟く今年ももうじき終わる