さあ、新しい詩を書こう そう思い意味がわかりにくい 個性のない感じで綴ってみても 新しいくもない詩ができあがり 途方にくれる言葉は 正直であることを教える それなら何を語るため 生まれてきたのだろう、なんて さも自分を強調したのなら 吐き出した無意味が尖り 胸に刺さってくるのだから なかなか詩は使いこなせない それでいい、と言っている自分もいて 所詮は鼻歌のように 気張らず、走らず、怒らず、頬を緩ませ 自然の自分をさらけ出せばそれでいい 詩は自分を越えない言葉しか認めず もし越えたとしてもそれは新しい詩ではなく 詩人が亡くなってから詩が成長するという話だ さあ、いつもの詩を書こう