詩が空を飛び、雲をかき分け 心地よさを知り 何処までも行ける気がして しかし、詩は詩を傷つけ始め 言葉の羽根に疑問符ばかり付着させ 落ちてしまえば重たく空を見つめるだけ 自由を奪われた詩は 悲しみの涙に流されてしまう 飛ぶことも、立っていることも 許されずに孤独の溝を それでも綴らずにはいられない 苦の羽根になろうとも 詩の魂は言葉を越えようとする そして、裏切るのさ 空白だらけの羽根になろうとも 終わらない命題の元で 詩は匍匐しながらも進んで行く