爪を噛む夕暮れ時に 僕は水たまりを歩く 水たまりは空を歩き 空は水たまりを歩き 水たまりは僕を歩く 幻は赤に染まり笑う 終わりたい瞳の過去 あるものは越えずに ないものばかり光る 始まらない瞳の未来 粉々にされた夕暮れ 月から垂れた操りの 縁取りだけある心で 僕は水たまりを歩く 水たまりは僕を歩く