合宿、里帰り、出張で家族が半数 そんな時に夕張メロンが数個送られてきたけど 私以外の残されたメンバーはその豪華フルーツが苦手 柔らかくなりだし、これでは腐ってしまう そんなわけで一個をパッコーンと割ってみた なんとも美味しそうな瑞々しいオレンジ色 香りはエレガントに私を誘う 種を弾く垂れる汁がもったいないくらい スプーンで厚めに果肉を抉りガブリと一口、二口 さすが、これはメロンのホームラン王だ そんな感動も三口目からは美味しさが鈍くなる 一番美味しそうなところを食べているのに あらら、あららとマイイベントは退潮 美味しさを共感しあえる家族がいない 寂しさを感じると美味しさは半減どころか 食べているという動作をしているだけのようになり 食卓というのは囲むものだと痛感する それなら残りのメロンを細かくして冷凍 メロン大好き派が帰ってきたら一緒に食べよう たぶんサクサクしながらもいい香りがするだろう きっと、 どうしてあのふたりは こんな美味しいメロンを食べないのかねえ と、盛り上がるに違いない